MaiMusicLesson 詳細
私がこれまで出会ってきた生徒さんの、さまざまなエピソードなどを綴ります。
(アーティスト名は伏せさせていただいております)

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episode 01. 人生相談
歌のレッスンは、まず心が解放されていないと
いい声も出なければ、いい歌も歌えない。
だから大抵、世間話から始まる。

でもそれが人生相談に発展して、そのまま終わってしまうことも。

毎週、レッスンに向かう道中からレッスン終わりまで
終始 泣いて終わる生徒もいた。

ちなみに、毎週泣きじゃくってた子は、
今や、知らない人はいない、
Big Artist!

episode 02. トラウマ
上記のように、
いい声を出すにはまずリラックス。
でも
“レッスン” という場に置かれると
何をどうやっても緊張が取れないカチコチ生徒も。

それには
長年に渡って培われた、いわゆる「トラウマ」があった。

幼少期からピアノ、バレエ教室に通い、
中学に入る前から、ある有名ヴォイストレーニング学校に入った。
それに平行して、小中高の音楽の授業。

それらすべての先生が、相当なスパルタだったらしい。

少しでも間違えると、張り手や怒号がとび、
一生立ち直れないと思ってしまうくらい、ケナされる。

それで、やる気になる生徒もいるかもしれないけれど、
全員がそうではない。

一度は一切の習い事を止めてしまったけど、
“やっぱり歌いたい!”と私のところに来た。
悪しき「トラウマ」から抜け出すまで約一年。

その後は、心身共にのびのび歌っています。

episode 03. あくび
発声はまず、リラックスから。
なのになぜか、全身に力を入れて歌う人が非常に多い。
そんな生徒さんには、思いっきり 「あくび」 をさせる。
でも、いざ「あくびをしろ」と言われても、意外と難しい。
習い事の最中に 「あくび」 なんて、普通はできない。
ましてや人の見てる前で・・・

でも、“慣れ”とは恐ろしい。
「あくび」をするのも、「あくび」をしながら「Ha~」
って言うこともできなかった生徒が、
いつの間にか
レッスン室に入ると「あくび」が止まらなくなった。

ま、いっか・・・

episode 04. げっぷ
《昔、ストレスから拒食症&過食症を繰り返してた》
という生徒。

その後遺症で、
ふとした瞬間、胃に空気が溜まり、
息をするにも、話しをするにも
何分かおきに「げっぷ」をしないとツライらしい。

その生徒に限り、レッスン中、
「あくび」同様「げっぷ」待ち時間がある。
それが全部出切らないと、
ちゃんと呼吸ができないし、発声も出来ないからだ。
でも不思議なことに、本番中は溜まらないらしい。
それは恐らく、
本番中は音楽に陶酔し、心身共にリラックスした状態なのに対し、
レッスン中は、あれこれ考えながら呼吸しているので
途中で“悩みモード”のスイッチが入るのだろう。
でも
寝転んでしゃべっているだけでも、溜まってくるらしいので、
悩みモード=スイッチとも言えない。
精神的なことなので、判断は難しい。

ただ
“声”は人の精神状態をはっきり表すもの
ということには変わりない。

episode 05. 成長
教え始めて丸3年になる生徒が、初のワンマンライブ。

レッスンに来た当時は、完全に声帯を壊してしまっていて、
声はジャラジャラ。
まともに音も出せなければ、5分も もたない。
そう、声自体が出なくなってしまうのだ。

それでもどうしても「歌いたいっ!」という彼女と
二人三脚で頑張った。

その頃は、ステージ上で90分間も歌い続けることができるなんて、
想像もできなかった。

でもいつの間にか“歌がうまい”と言われるほど
安定した声が出るようにになり
今では週に2~3本のイベントライブもこなす。
それでも私が安心して聴けるほどではなかったけれど、
今日のLiveは終始安心して、尚かつ、楽しめるライブだった。
途中、私は、
今までのことを思い出して、何度も泣きそうになった。
もう、どこで歌っても恥ずかしくない声だね。
      
「blogより抜粋」

episode 06. 生声
歌手活動中心の生徒が、舞台女優に挑戦。
ミュージカルではないけれど、ヒロインを演じる彼女が劇中で歌う。

演技は生声、歌の場面はLIVEという設定なのでマイクを使用。
彼女自身、生声で舞台に立ったことがなく、
セリフが客席まで届くかどうかを心配ていたけれど、
私はそんな心配は全くなかった。

そんな状況でも、無理無く声が出せるようなレッスンをしてきたから。
実際、他の役者さん達に負けないくらい、声は会場に届いていました。
分かっていても嬉しいものです。
      
「blogより抜粋」

episode 07. 海外アーティストとの共演
数年前は全く声量がなかった生徒。
ここ数年で激変!

人種(骨格)も、性別(パワー)も、
年齢(一回り以上)も違う、男性ボーカルと並び、
聴き劣りしない歌唱力で一緒に歌えるなんて、
感激!

episode 08. 側弯症
背骨(脊柱)が、側方(左右)に湾曲してしまう、「側湾症」の生徒。
(一般的に小学校高学年以降に発症し、成長に伴って側湾が進行、成長が止まると進行も止まる。)

「7° 戻った!」と報告が。
23°が 16°になったらしい。
7°の変化はスゴイ!!
今年に入って、発声に必要な筋トレ課題を増やしたら、
真面目に続けてくれているご様子。

その筋トレを始めて1ヶ月で、
側湾症の角度が急激に良くなったようで、
こんなに急に、しかも 7°も改善されたことに、
お医者さんも驚いたそうです。

レッスン時とお風呂の時以外は、
ずっとコルセットをして過ごしているらしいのだけど、
成長期でもあるので、
筋トレはかなり効果があったのかな。

コルセットを外して生活できる日が、
1日も早く、訪れますように。

そして、
歌唱力抜群のアーティストになれますように!
      
「blogより抜粋」

episode 09. トランペットの応用
トランペットのマウスピース練習を、
ヴォイトレで使用。

呼吸法の良し悪しが、
喉を使わないで、音で判断できる。

ヴォイトレの生徒さんに
「トランペットを久々に吹いたら、全く音が出ない」
と相談されたので、
アドバイスをしたら、後で
「びっくりする程すぐに出ました」と(笑)

その後、トランペットのレッスンをお願いされました。

基礎的な部分では
管楽器の音のコントロールと
声のコントロールは同じこと。

実は私、昔、吹いていました。。

レッスンはまず、
トランペットのマウスピースのみで音出し。
その後、楽器にはクリップチューナーを付けて。

ロングトーン、
強弱、
タンギング、
ブレス、ブレス後の出だし、
音の切り方、
そして、何より、
自分の音を聴くこと
聴き方、、、など。

まずはかなり基本な練習ですが、
これができないと曲は吹けないし、
歌にとっても全く同じことが必要。

トランペットのコントロールを
歌の発声に応用していただき、
無意識に喉でコントロールしてしまう癖を取る目的。

息の入れ方、吐き方が断然良くなり、
音程、音色も劇的変化あり!

keep on doing !!
      
「blogより抜粋」

episode 10. 体験レッスン
メジャーデビューを目指し、
今月地方から上京したばかりの生徒さん。

別の生徒さんの紹介で
上京する前から、
ヴォイトレはここか、あそこか、
と目星を付けていたそうで、
私のレッスンも候補に入れていただいていたらしい。
光栄です。

上京早々連絡をいただき、
レッスンをご体験。
楽しかったようで、
次回のレッスンを予約して行かれました。
これからが楽しみです。
      
「blogより抜粋」

episode 11. ボイトレに通う意味
毎週レッスンに来ていて、
3年ちょっとの
プロミュージシャンの生徒ちゃんとの会話。

かなり上達し
少しずつ安定し始めている。

生徒さん:
「レッスンに来る前まではずっと
自分にはボイトレなんて必要ないと思っていた。
やっている音楽が、
歌い上げるような ちゃんとした発声で
歌うような曲じゃないし。」

「でも、実際ボイトレを受けてみて、
“そういう事ではない!”
ということが、今は身に染みて分かる」
と。

もう3年以上、
ずっと向き合っているので、
私には生徒さんの
その言葉の意味、思いは、十分に分かる。
嬉しい言葉。

歌には、
音楽的なセンスはもちろん必須だけど、
抜群の歌唱力を聴かせるのも、技術、
ラフな音楽に聴かせるのも、技術、
かっこ良く聴かせるのも、技術。
可愛く聴かせるのも、技術、
優しく聴かせるのも、技術、
なのだ。

私がレッスンで大切にしていること。
それがしっかり伝わっていることが
何よりも嬉しい。
      
「blogより抜粋」

episode 12. ヨガポーズ
ヨガインストラクターの方に
ヴォイトレをさせていただく機会がありました。
歌は全くの初心者ですが、
そこはやはり、呼吸のプロ。
一番、体幹と呼吸を使うポーズは?
とリクエストし、
そのポーズで歌っていただきました。

笑えるくらい、声が出るし、
高音も軽々と出る、響く、流れる。

ご本人は訳が分からず、
なんで???
という表情でしたが、

ヨガ同様、
「歌も呼吸法が全て」
ということを見せつけられた瞬間でした。

でも、、
そのポーズで人前では歌えないから
結局は、訓練ですね。
      
「blogより抜粋」

episode 13. 歌と楽器の相乗効果
常に弾き語る生徒さん。
声だけでなく、
ピアノ、ヴァイオリンの
弾き方(身体の使い方)を
少しアドバイスさせていただいていて

それらを、なんと数ヶ月後のLIVEで
実践していました!

声の訓練だけでも大変なのに
楽器の練習までは
はっきり言って難しいことです。

音が変わり
音程、音色が安定し
表現力が増し
ちゃんと歌を引き立てられる
ピアノやヴァイオリンの演奏に
なっていました。

そして、相乗効果で、
歌も上手くなってる!!

プロだから、当たり前の努力だけど、
継続は力なり。
      
「blogより抜粋」